前の記事でAppSheetのできることを理解しました。
本記事では、入の判断材料として欠かせないAppSheetのメリットと、注意すべきデメリットを客観的に解説します。
AppSheetのメリット・デメリット
早速メリット・デメリットを下表に記載します。タブを切り替えてご参照ください。
メリット
- 圧倒的な開発スピード
ノーコードで開発できるため、プログラミングやインフラ構築が不要。数時間〜数日でプロトタイプを作成可能。 - 既存データソースの活用
Google Sheets、Excel、データベースなど、今あるデータをそのままアプリの基盤として利用できる。 - マルチプラットフォーム対応
作成したアプリは、Webブラウザ、iOS、Androidのどのデバイスでも特別な調整なしに動作する。 - 料金体系の理解が必要
専門知識が不要なため、業務の課題を最もよく知る現場担当者自身がアプリを作成・改善できる。
デメリット
- 複雑なカスタマイズの限界
独自の高度なロジックや、複雑なUI(ユーザーインターフェース)の実現には制約がある。 - 大規模なデータ量への対応
大量のデータ(数万〜数十万行以上)を扱う場合、データソースの制約やアプリの動作速度が低下する可能性がある。 - 学習コストとルール設定
コードは不要だが、AppSheet独自の関数や「アクション」「オートメーション」などのロジック設定方法を学ぶ必要がある。 - 料金体系の理解が必要
ユーザー数や機能に応じて料金が変動するため、適切なプランの選択が必要になる。
デメリットに対する解決策
デメリットに対する解決策もありますのでご安心ください。工夫次第でAppSheetの可能性は無限大です。
- 複雑なカスタマイズの限界
- 複雑すぎる要件は諦め、業務フローを見直してアプリに合わせる発想をしてみる。
- 大規模なデータ量への対応
- Google Sheetsではなく、Cloud SQLなどの専用データベースを利用する。
- 学習コストとルール設定
- 初期は簡単なアプリから作り始め、学習リソース(公式ドキュメントや当サイトなど)を活用する。
- 料金体系の理解が必要
- 利用者や目的に合わせた料金プランを事前にシミュレーションする(次回の記事で詳細解説)。
メリット・デメリットを踏まえた導入の判断軸
AppSheetが向いているケース: データ量が中規模で、現場の業務効率化・データ収集に特化したアプリを作りたい場合。
AppSheetが向かないケース: 極めて複雑なデザインや高度な外部システム連携が必須で、データ量が超大規模な場合。
自社の目的に合うかどうかの1つの判断軸として参考になさってください。
まとめ
AppSheetは迅速な開発が魅力ですが、高度な要件には制約があることを理解して導入を検討しましょう。
次は、導入の判断軸として重要となる「料金体系」について、詳しく確認していきましょう。

